昨晩は、翌朝の登山に備え、早めに寝たせいか、午前5時過ぎに起床、外はまだ真っ暗でしたが、霧がかかっていることを確認できたので、さっそく出発の用意をし、午前6時には、狭霧台に到着していました。

008 狭霧台には、既にカメラマン達が早くから来て三脚を立てて、それぞれにシャッターを押しています。今回の湯布院旅行の目的は、由布岳登山と朝霧の風景の撮影なので、午前7時過ぎまで朝霧の風景を眺めていました。湯布院の街がすっぽりと霧で覆われていますが、思ったよりも絵にはなりませんでした。場所が悪かったのかも知れません。後に地元の方に聞いたら、もっとよい撮影スポットがあるとのことでした。残念!

009 午前7時半、いよいよ由布岳登山の開始です。駐車場には、まだ2台の車しか停まっていません。入山届を書き、真正面にそびえる美しい由布岳を仰ぎ見ると、山頂は遙か彼方です。はたして、韓国岳、東鳳翩山の2つの山しか登ったことのない初心者の私が登れるのか?若干不安になりましたが、根性あるのみ!と山頂に向け踏み出しました。

ゆるやかな草原の斜面をしばらく進みます。この辺りは、散歩気分ですが、この草むらを登り切ると、柵が出てきました。よく見ると、放牧の牛が入り込むので、戸を閉めるようにとあります。自然休養林の案内標識もあります。ここからが、由布岳登山の始まりのような気がします。

たくさんの木々に囲まれ、足下には、落葉がいっぱいです。秋の風景を満喫しながら、しばらくは余裕を持って歩いていましたが、徐々に傾斜がきつくなり、汗が出始めます。ちょっと止まって上着を1枚脱ぎ、さらにまた1枚と、気温は10度以下に冷え込んでいても、汗びっしょりです。

ようやく合野越えという場所に到着しました。ここで、リュックを降ろし、しばしの休憩です。木々の間から、はるか頭上に見えていた飯盛ガ城の山頂がほぼ同じ高さになっています。

ここからの道は、しばらくは樹林帯、徐々に低木、そして草原となっていきますが、比較的なだらかな歩きやすいつづら折りの登山道です。持参したウォークマンで音楽を聴きながら、快調なペースで登ります。

No0040 こんな調子ならすぐに頂上だ!と思ったのが間違い、1300メートルを過ぎると、石ころから大きな石の段となり、高度が上がるにつれて、どんどん坂が急になってきます。また、見晴らしがよくなってきて、湯布院の町を覆っていた雲海も、徐々に消えていくのがよくわかりました。この辺りから撮影と称して、急激に途中休憩の回数が増えていきました。登頂断念か!との不安を吹き払い、時間がかかっても登り切るとの信念で頑張りました。

012 のチェックポイントであったマタエにようやく到着、由布岳には、2つの峰があり、このマタエが東峰、西峰の分岐点となっています。ここで、リュックを降ろし給水、しばしの休憩です。万一、遭難した時のためにと持参した板チョコを口に入れると元気が出てきました。なんとなく前を見ると、西峰に向かう人達が、鎖場にチャレンジしているのが見えました。何とも怖そうな風景です。今回は、単独登頂でもあるし、万一、転落でもしたら笑い話にもならないので、西峰はパス!と、この鎖場風景を見て早々に決定しました。

東峰山頂までは、あとわずかですが、登山道は完全な岩山で、かなりの勾配です。注意深く、事故のないように慎重に登ります。そしていよいよ山頂へ!途中の度重なる休憩と撮影により、登頂に要した時間は、えっ?何と3時間でした。ちょっとかかり過ぎかなあ。

No0060 頂でしばらく写真撮影していると、オリンパスのデジイチを持ったおじさんに出遭いました。話を聞いてみると、地元の方で、由布岳登山も20回以上とか。今日の天気は、これまでで最高とのことで、最初の登山でこの景色が見られるとはラッキーですよと言われました。カメラも趣味とのことだったので、さっそく登頂の証明写真を撮影してもらいました。いつもと違って、今回の登頂写真はかっこよく写っています。

持参したおにぎりなどを食べ、午前11時半に下山開始、途中、合野越で5分休憩しただけで無事下山しました。下りは、足腰がガクガクで、2回ほど小石を踏んで滑りそうになりましたが、怪我もなく由布岳登山を終了、下山の所要時間は1時間40分でした。

汗びっしょりとなったので、すぐに湯布院の「牧場の家」に向かい、大露天風呂に駆け込みました。幸いにも、大きな露天風呂が貸し切り状態で、思う存分くつろげました。お風呂から見える由布岳に向かって、「今、征服してやったぞ!」と心の中で叫びました。

今回の旅の写真は、私のHPにアップしているので、ぜひご覧下さい。

http://homepage2.nifty.com/superphoto/