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 霧島連山の縦走が禁止となっているため、11月24日の午前中に韓国岳に登り、午後からは反対側の高千穂河原から中岳に登ってみることにした。

 中岳は、霧島縦走コースでは最後となる山で、韓国岳、獅子戸岳、新燃岳、中岳を縦走して高千穂河原へと降りていく。

 標高は1345mで、山頂もなだらかな、いわゆるまんじゅう山である。

 縦走コースを進むにつれ、徐々に高千穂峰の美しい姿が大きくなっていく様は見事らしく、とりわけ新燃岳を歩いている時の景色が絶景らしい。

 新燃岳からの風景は望べくもないが、今回は中岳山頂から高千穂峰の美しい姿を目に焼き付けることにした。

 
31.906416,130.893173
P1050269   午後1時24分、高千穂河原の登山口を出発する。

 登山口には、「新燃岳登山禁止」と書かれた大きな立て看板がある。残念!

P1050272   ゆるやかな石畳や石段が続く。登山道と言うよりも、よく整備された遊歩道で、天気もよく気分はハイキングである。
P1050280   15分も歩くと、そこから周辺はススキの原で、視界を遮る物は何もなく、中岳、高千穂峰を見ながらの楽しいハイキングコースとなる。
P1050287   遊歩道は右に曲がり、しばらくの間、丁度高千穂峰に向かって歩くようになる。

 前日にあの頂上まで登ったのかと思うと、感無量である。

P1050289   登山口を出発してから30分、正面に見える中岳が近づいてはいるが、相変わらずなだらかなハイキングコースが続く。
P1050300   ようやく上り坂になってきた。

 これまで誰にも出会わなかったが、山頂から賑やかな笑い声が聞こえてきた。若い男女の3人組で、「今から30分、きついですよ!」と声を掛けてくれる。

 P1050305  標高差はわずかなのに、ほとんど傾斜のないアプローチを歩いてきたため、最後の最後に一挙に高度を稼ぐ登山道のようである。滑落しないように岩山を慎重に登っていく。
P1050312   午後2時34分、広くなだらかな山頂に到着する。所要時間は、1時間10分であった。
IMGP7996   西側に目をやると、白い噴煙を上げ続ける新燃岳の姿が見える。一瞬、立ち入り禁止の場所まで行ってみるかと思ったがやめることにした。
IMGP8000   北東方面には、高千穂峰の雄大な姿が美しい。

 山頂は冷たい強風が吹き続け、急激に体温を奪っていく。慌ててヤッケを着込み、撮影を済ませて午後3時2分下山にかかる。

P1050331   帰りのススキの原は快適そのもの、高千穂峰をずっと眺めながら登山口へと歩みを進める。

 午後3時46分に無事登山口に到着、下山に要した時間は44分であった。

 縦走禁止でなければ、高千穂河原から中岳への登山など考えもしなかったであろうが、これはこれでなかなかよい経験をさせてもらったような気もする。

 疲れずにハイキング気分で高千穂峰を眺めるには、最高のコースである。