34.466372,131.797829

 青野山は島根県の山であるが、自宅からは車で1時間の距離にあり、津和野の太鼓谷稲荷神社に行く度に何度も眺めていた山である。
標高は907.6m、篠山登山口からの標高差は450m程度であるが、階段状急登が続き眺めもよくないと聞き、今ひとつ気乗りのしない山であった。
 しかしながら、今回、この急な階段登りが続くという点が絶好のトレーニング場所であると考えを改め挑戦してみることとした。

 山口市方面からは国道9号線の1本道、木戸山のトンネルを越え、徳佐を過ぎて津和野の太鼓谷稲荷神社の大鳥居が左手に見えた所で右手の国道226号線に入り、しばらく進むと左手にチェーン着脱場が現れる。この先が「笹山登山口」である。

 山の北側にある青野磧駐車場から登山口があると紹介されていたので、工事中の道路の一番先まで行ってみると、そこには駐車場が整備され「青野山登山歩道入口」と書いてある場所も見つかったが、残念ながら道らしきその場所には草が茫々、とても人が頻繁に歩いている形跡はなかった。笹山登山口に戻り、今日はここから登ることに決定する。

 

 

  午前9時30分、笹山登山口から登頂開始、すぐに鳥居があり、その下をくぐると、よく踏まれた歩きやすい登りの道がしばらく続く。

 すぐに「あと1300m」と書いた木に取り付けられた「お知らせ」の板が目に入る。この親切な案内板は、頂上まで100mごとに目にすることになる。

 


 「あと1000m」と書いた案内板を過ぎた辺りから、丸木階段が始まる。
最初は段差が小さく気にならないが、「あと900m」の案内板を過ぎると階段らしくなってくる。ここから「あと500m」の板の辺りまで急な階段が続く。

 

 登山道は木々に囲まれ、下界の様子はまったく見えなかったが、ようやく「あと500m」の地点で西側の風景を目にすることができる。
十種ケ峰の姿を確認することができた。

 

 

 


 午前10時23分、青野山山頂に無事到着する。所要時間は53分、私の大の苦手である階段の急登が全体の3分の1強を占めていたにもかかわらず、予想よりも遙かに早いタイムであったことに驚く。

 山頂は南北に長く、かなり広い。北側には古くからの祠もあり、多人数の登山者があってもゆっくりと山頂で休むことができそうである。
 

 

  
 山頂からの眺望については、多くの木々が周囲に立っているために360度というわけにはいかないが、南から西南方向、北東方向はよく見える。

 午前10時41分に下山開始、階段のない道が登った時以上にきつい傾斜であったことを思い知らされる。気をつけないと滑りそうで怖かった。
 笹山登山口には11時9分に到着、下山に要した時間は28分、格別急いだ気持ちもなかったが、これも予想を遙かに超えるタイムであった。

 


 今回の青野山登山の目的は、苦手な階段の急登の訓練であったが、予想したほどの疲れもなく、また登山に要した時間も予想を遙かに上回り、ようやく週2回ペースの里山歩きの成果が出てきているのかもしれない。

 嬉しくなって、帰りに「願成就温泉」に立ち寄り、山登りの汗を流し、露天風呂でゆっくりとくつろぐ至福の時間を過ごした。やはり、山登りの後の温泉は格別である。