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 信州生活の第1目的である涸沢カールへは、2泊3日のんびり山行を計画していました。

 9月29日の朝、宿泊予定の横尾山荘に電話を入れると、連泊の予約が取れるのは、今日、明日しかないとの返答がありました。

 これから大急ぎで支度をしたら、まだ間に合う!

「今から、いくよ!」の声に夫はあきれていましたが、「今日しかない!」と心は躍る思いでした。
 
 

 急遽、今から涸沢カール2泊3日の旅の決行です!

 

 

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 新島々駅発10時10分のバスに乗り、上高地には11時過ぎに到着しました。

 上高地はいつもより閑散として、紅葉の時期としては人が少ないなと感じました。
 
 

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 河童橋から穂高連峰を眺めながら、昼食のむすび2個を食べました。
今回は急な決行であったため、十分な準備が出来ておらず、少々食料が不足しています。
河童橋を12時前に出発、これから重荷を背負った平地歩きが10kmも続きます。

 苦手な道だけど、頑張るぞ!
 
 

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 3分の1地点の明神までやって来ました。調子は、まずまずかな。
 
 

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 明神からは、梓川を見ながらのんびりと景色を楽しみます。
しかし、どこまで歩いても梓川、どこまで歩いても景色は変わらない。
 
 

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 徳沢のテント場が見えてきました。
 
 

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 徳沢園に到着です。
荷物は2泊分あるので、今までの登山暦で一番重い10kg弱はあるでしょうか。
どういうわけか、平地歩きの荷物は重く感じます。おまけにむすび2個だけではパワー不足、他に食料もないので、ここで缶コーヒーを購入、コーヒータイムをしました。
 
 

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 ここから横尾山荘を目指します。残りは後4kmです。
 
 

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 途中にある新村橋です。パノラマルートは、ここに降りるのかな?

 

 

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 午後2時過ぎにやっと横尾山荘に到着しました。上高地から2時間半かかりました。
 2年前に上高地に来た時、「涸沢までもう一度行きたい。いやいつか行こう。それも空荷で、のどかな山行をしてみよう。」そう思っていたことを今回実行したのですが、2泊するとなると、宿までは重い荷物を担がなければなりません。それはすっかり忘れていました。しかし、懐かしい道々を心躍る思いで歩くことができました。また、珍しくお腹が空いた道中でもありました。
 
 

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 横尾大橋です。

 
 

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 横尾山荘の宿泊部屋です。
 
 

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 室内は、2段ベット、8人部屋になっており、一人1畳強の広さがあります。
シーツも用意されており、夜間も暖房完備です。

 
 

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 石鹸やシャンプーは使用できませんが、お風呂が完備されています。
 
 

 29日の夕食です。
 
 

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 30日の朝食です。午前5時から順番に食べることができます。
早出の人は朝食をパン食にして持たせてくれます。

 ゆっくりご飯を食べて6時過ぎに出発しました。
今日はサブザックで荷物もなく、のどかな「お姫様山行」です。

 

 

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 横尾山荘から木谷橋までは平坦な道が続きます。
途中で岩小屋(避難小屋)跡を通貨します。
 
 

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 木谷橋を渡ると、やっと山道らしくなります。
 
 

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 傾斜はゆるやかで、急坂はありません。

 

 

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 目の前には、穂高連峰が連なっています。
 
 

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 途中から見事な紅葉が表れてきます。
 
 

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 カールに近づくにつれ、色が鮮やかになります。

 

 

 振り返れば、天井ヶ岳方面が見えます。
 
 

 涸沢ヒッテが近づいてきました。
 
 

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 午前8時、涸沢ヒッテに到着です。2時間弱で到着です。
荷物が無いのでハイキング気分で来ることができました。
お姫様山行がこんなにも楽とは、疲れることなくルンルン気分です。
 
 

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 ヒッテのテラスです。まだ人はまばらです。
 
 

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 名物のおでんを食べました。
卵100円、大根150円でした。
 
 

 カールのテント場です。
紅葉時期なのに少ないなと思いました。
 
 

 北穂高岳登山口です。
すぐ目の前に北穂高岳がそびえています。手が届きそうな山頂です。
 ヘルメットがないので断念しましたが、こんなに早くカールに到着するなら北穂高岳登山も計画すればよかったと残念でなりませんでした。何度か途中まで行っては「ヘルメットがないので止めよう」と引き返しました。

 北穂高岳、私が最初に登った山です。ここが山の始まりでした。懐かしい思いで長時間見とれていました。
 
 

 涸沢山荘です。
 
 

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 涸沢山荘のテラスでお茶をしました。
コーヒーは500円、横尾山荘で注文した昼食(パンやチーズ等)を食べました。
 
 

 涸沢カール定番の紅葉です。

 

 

 紅葉を見ようと多くの人が登ってきます。
ガイドさんを前後に、多くの団体さんが登ってきます。

 

 

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 思い出の北穂高岳です。登りたかったことひとしおです。
北穂高岳を後に、午後1時頃下山開始です。
 
 

 ちなみに、紅葉はよく見ると赤色が冴えません。
夏の天候不順の影響なのか?色が悪いようです。
 
 

 木谷橋を過ぎ、平坦な道を歩いていると、サル軍団に囲まれました。
およそ10匹のサルに囲まれましたが、どうにか無事に通過できました。サルが沢山生息しているようです。
 
 

 午後2時過ぎに横尾山荘に到着、1時間半位で下山できました。
 
 

 横尾山荘前に槍ヶ岳方面の標識が立っています。
ここから11km先なのか・・・。上高地に行く距離と同じなら行けるかも・・・とか考えたりしましたが・・・。
 
 

 9月30日の夕食です。
 
 

 横尾山荘玄関です。広くてとてもきれいな建物です。
 
 

 10月1日の朝食です。
今日は上高地までなので、ゆっくり食事をして8時に出発しました。
 
 

 飽きるほど前穂高岳を眺めながら、ゆっくりと歩きます。

 

 

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 途中、徳本峠を示す標識に目が止まりました。
一度は歩いてみたい峠ですが、距離は20km、時間は8時間かかるとパンフレットに記載されており、今の私ではとても無理なことは十分に承知しています。少し足が向きかけましたが、諦めることにしました。
 
 

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 明神橋を渡り、穂高神社の奥宮にお参りします。
しばらくの間、この辺りを散策して過ごしました。

 

 

 穂高神社奥宮です。
 
 

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 嘉門次小屋です。
明治時代に建てられた小屋がそのまま残っています。
 
 

 のんびり、ゆっくり歩き、河童橋まで帰ってきました。
もう来ることはないかもしれないと思い、時間の許す限り穂高連峰に見入っていました。
 
 

 午後2時過ぎのバスに乗り、上高地を離れました。

 信州生活の第一目的は、「もう一度涸沢に行きたい!」という思いを達成することでした。

 私の人生最初の山登りは、涸沢カール、北穂高岳でした。
あの時の山行は、初めてということもあって、とても荷物が重く、傾斜もきつく感じられ、数歩歩いては立ち止まり、「山なんか来たくない!」そんな思いであったような気がします。
ところが、バテバテで到着した涸沢カールのあまりにも見事な景観に圧倒され、この素晴らしい風景が私に山登りの魅力を教えてくれ、以後、登山を続ける契機となりました。
 その後は、ずっと涸沢カールを訪れる機会がありませんでしたが、今回ようやく望みが叶った次第です。

 あの当時は、雪渓が多く残り、黒百合がいたる所に咲き、また、踏んでしまいそうになるほどたくさんの雷鳥が見られました。が、残念ながら、今回は以前のような景観はなく、団体さんなど、誰もが気軽に来ることができる場所になっていました。

 涸沢カールの変容に、改めて時の流れを感じました。

 
 

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